大工塾ネットワーク「杢人の会」
コラム

毎回、担当の大工が日頃考えている疑問や悩みを本音で綴っていきます。

大工の本音
コンテンツ








01:建築の行方
02:工務店の家つくり
04:温故知新
06:覆い隠すものと覆い隠されるもの
07:設計屋と大工の関係とは
08:季節を感じながら
09:ウソ
10:作業場考
11:手間をかけるという事
12:廃棄物は田舎の山に
13:和のつくり
14:サスティナブルな社会へとは?
15:逝きし世の面影
17:愛すべき不良老人たち
18:大工、街に出る…?
19:ゆっくり経年変化する家を建てたい
20:予算と期待度
21:職人不足
22:楽
24:大工最高 10項目
25:住宅のビニールハウス化?
27:改築という仕事
28:年の瀬に思ったこと
29:住む人、設計する人、つくる人
30:大工が自分の家をかまいだすと…
31:新しい地図をつくる
32:プルトニュウムの風に吹かれて行こう
33:震災後あらためて思う
35:震災の地を訪れて
36:遅ればせながら
37:「ありがとう」
38:感謝
39:協労から学ぶ
40:夫が大工になって
41:サボるアリ
42:職人の打ち合わせ
44:メンテナンス
45:「手書き」は消滅させられている
46:薪小屋
47:二つのさしがね
48:ブリコラージュな生き方
49:ブリコラージュ再考
50:ブリコラージュ再再考
51:しょうがない
52:答えはどこに
53:徒然
54:もっときちんと考えねば
55:小さい仕事

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■震災の地を訪れて


“杢人の会”に、「職人が不足しているので手を借して欲しい」と依頼が来たので、6月~7月にかけて3週間ほど仙台に仕事に行ってきました。

 手掛けた現場は建物そのものは大きな損傷は少なく、津波により海水が床上50まで浸かったため、床と腰高まで壁をはがし、清掃後、復旧する仕事でした。自分は清掃後の床組から入ったのでさほど気になりませんでしたが、工事を始めたころはヘドロの臭いがかなりきつかったらしいです。
 仙台の街中は一見賑やかで、だいぶ復旧している感じを受けましたが、よく見てみるとネットが張られ、立入禁止になっているビルもあれば、大きなひび割れをしているマンションやタイルも所々はがれ落ちたりしていました。ホームセンターに入ると、天井が落ちて穴があいてる状態で営業しているなど、まだまだ震災の傷跡も見受けられました。
 また、内陸側でも地震により地滑りを起こしている所もいくつか見に行きました。
住宅団地で谷地を埋め戻して造成したところが地滑りを起こしていて、同じ団地内でも滑っている所とそうでないところの境があり、建物への影響が全く違いました。
 一番印象に残っているのは、まだ新しい20棟前後の団地で地盤が崩れた所の4棟(1棟は横になって崖に落ちている)だけ立入禁止になっていて、その他は何もなかった感じで、普通に生活をしている団地もありました。「基礎から上をいくら良く建てても、地盤が悪いとどうしようもないんだな」と、改めて地盤の大切さを思い知らされました。

最後に一言!みそ漬の牛タンはめちゃくちゃおいしい!!!


震災の地

古谷和成

古谷和成

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